イラン西部で、ネアンデルタール人とホモサピエンス共通の遺跡が発見
10月 28, 2018 22:54 Asia/Tokyo
ケンブリッジ大学の教授が、「イラン西部の遺跡の周辺の調査によれば、この遺跡は人類の旧種であるネアンデルタール人と新種のホモサピエンスが共同で使っていた」としました。
イルナー通信によりますと、イラン西部ケルマーンシャーの古代遺跡の発掘調査の代表を務めるケンブリッジ大学のヘイダル・グーラーン教授は、28日日曜、「これまで、世界ではこのような遺跡は発見されておらず、2つのタイプの人類がこの遺跡を共同で使っていたことが証明された」と語りました。
また、「ネアンデルタール人は完全な人類であり、アフリカではこの数年で、モロッコとエジプトで発見されたのみだった。この人類は、3万9千年から4万1千年前に絶滅した」としました。
さらに、ネアンデルタール人が初めてイランで発見されたことについて、「1年間にわたり多くの歯や、基礎調査、CTスキャンから得られた情報から、発見された歯はネアンデルタール人の6歳の子供の歯だったことがわかったが、その性別はいまだに不明だ」と述べました。
この報告によりますと、ネアンデルタール人の遺骨が初めて発見されたのは130年から230年前のヨーロッパであり、調査から、彼らが次第に東のほうに散らばっていたことが明らかになっています。
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