イラン大統領、「イスラム世界とアメリカの対立は、自由と奴隷制の対立」
11月 24, 2018 19:37 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、イスラム世界とアメリカの対立は、自由と奴隷制をめぐる問題だとしました。
テヘランで24日土曜、100カ国から350人を超える思想家、政治家、芸術家らが出席して、第32回イスラム団結国際会議が開幕しました。
IRIB通信によりますと、ローハーニー大統領は、今回の会議の冒頭演説において、イスラムの預言者ムハンマドとシーア派6代目イマームの生誕日に祝意を示し、「基本となるのは、アメリカの利益や粗暴なやり方ではなく、各国の国民の権利や利益の尊重である」と強調しました。
また、「暴力的な者が我々の生きる道を決定することはできない。彼らは、最も高性能の兵器を持つ国が国連安保理でも拒否権を持つべきだとしている。アメリカとイギリスは、自国のために国連での拒否権を作り出し、その後、中東でシオニスト政権イスラエルを生み出した」と述べました。
ローハーニー大統領はさらに、地域の現状は非常に苦しいものだとし、「パレスチナ、リビア、シリア、イエメンはもちろん、アフガニスタン、パキスタン、イラクでの状況も、イスラム社会が望むとおりのものではない」と訴えました。
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