1月 19, 2016 18:45 Asia/Tokyo
  • イランのローハーニー大統領とIAEAの天野事務局長
    イランのローハーニー大統領とIAEAの天野事務局長

イラン大統領が、「IAEA・国際原子力機関は、監視業務のほかにも、平和的な核技術の開発・発展における自らの取り決めを守るべきだ」と語りました。

イランのローハーニー大統領は18日月曜、IAEAの天野事務局長と会談し、「IAEAは、監視の義務に加えて、特に平和目的での先進的な核技術の移転や、核技術の安全といった分野における、他の義務や法的な責務においても積極的に活動し、これらの点について他の全ての加盟国と同様に平等に対応すべきだ」と述べています。

また、「イランは、今後もIAEAとの協力を継続し、相手側が包括的共同行動計画の取り決めを守る限り、イランもこの取り決めを守る」としました。

さらに、イランの核活動の平和性を強調し、「仮に今後、NPT・核兵器不拡散条約がなくなったとしても、イランは宗教や倫理上の点から、決して大量破壊兵器の方向に逸脱することはない」と語っています。

一方の天野事務局長も、イラン国民とローハーニー大統領に対し、核の分野での大きな成功に祝辞を述べ、「IAEAは、包括的共同行動計画の実施に関して、政治的ではなく、合法的で中立のアプローチをとることを責務としている」と述べました。

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