イラン外務省、「イランとイラクの関係継続に他国の許可は無用」
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イランのガーセミー報道官
イランのガーセミー報道官が、アメリカのブライアン・フック・イラン担当特別代表がローハーニー大統領のイラク訪問をめぐり干渉的な発言を行ったことに反応し、「わが国とイラクは、両国の関係継続に関して他国の許可を必要としてない」と語りました。
イルナー通信によりますと、ガーセミー報道官は12日火曜、「イランとイラクの選択は、善隣外交に基づく戦略的な関係だ」とし、「アメリカが憤慨するのも驚くべきことではない。アメリカは中東で数十億ドルもの巨額を出費したのに、地域の諸国民の間で然るべき位置づけを得られなかったのだから。その原因がアメリカの侵略的、軍国主義的、干渉的な政策にあるのは明白だ」と述べました。
また、「アメリカの政府関係者は、アメリカが他国内政に干渉し、他国の運命を決定する時代は終わった、という重要かつ明白な点に気づくべきだ」と指摘しました。
さらに、「イランとイラクの偉大な両国民は、この両国から何千キロも離れて侵略を行った黒い経歴を有する国の決定に左右される必要はない。両国の選択は善隣外交に基づき敬意にあふれた戦略的な関係である」と語りました。
アメリカのフック特別代表は12日、根拠のない主張を展開し、イラン大統領のイラク訪問に怒りを示し、「この訪問はイラク国民の利益にはならない」と発言しました。
アメリカは、常にイランとイラクの戦略的な関係の弱体化を狙っていますが、イラクはアメリカのこうした要求をはねつけています。
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