ノウルーズ便り
イランの春の新年・ノウルーズの調べ(3);「ノウルーズ、来たれり」
3月 22, 2021 15:30 Asia/Tokyo
今回は、イラン東部・南ホラーサーン州ビールジャンドに伝わる郷土音楽「ノウルーズ、来たれり」をお届けしましょう。
この郷土音楽は、イランの民俗音楽を得意とする同国の楽団ラスタークにより再生されています。
この再生された曲においては、ノウルーズの到来という吉報を告げるとともに、現世のはかなさと人生の最終目的の達成について歌っています。
南ホラーサーン州の音楽の特徴として、リズム感あふれる象徴的な動作に優れていることが挙げられます。
この州の音楽でも、特にビールジャンド行政区に伝わる音楽は、非常に長い歴史を有しています。この行政区の郷土音楽に使われる重要な楽器にはシンバルや管楽器の一種ソルナー、ダーイェレと呼ばれるタンバリンに似た打楽器、葦笛ネイなどがあります。これらの楽器は演奏家自身の手で製作されるのが一般的です。
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