イランの春の新年・ノウルーズの調べ(8);北部マーザンダラーン州、ノウルーズ語り
3月 28, 2021 13:50 Asia/Tokyo
今回は、イラン北部マーザンダラーン州に伝わるノウルーズ語りを、アリー・ディーヴサーラールの歌唱によりお届けします。
ノウルーズ語りは、イランに古くから広まっている歌唱の1つです。この種の歌唱の発祥地は、主にイラン北部ギーラーン州、マーザンダラーン州とされ、現在ではこの歌唱を伴う儀式はイランのそのほかの地域でも開催されています。
ノウルーズ語りの歌手は、ペルシャ語でノウルーズハーンと呼ばれます。彼らは、春が訪れる前から様々な市町村を回り、春を称える内容の歌詞や宗教的な内容を歌唱します。
郷土民謡も、人々に新年の到来の吉報を告げるものです。ノウルーズ語りを演じるメンバーは複数名で構成され、1人は歌詞を吟じ、もう1人は楽器を奏で、さらにもう1人は荷物をかつぎ、民家を1軒1軒訪ね、春の到来を告げて周るのです。
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