イラン、「近く核活動の一部を再開」
May 07, 2019 16:38 Asia/Tokyo
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イラン核活動の一部が再開
イランのアラーグチー外務次官が、「わが国は、アメリカの核合意離脱や、ヨーロッパ諸国によるこの合意の取引不履行への反応として、まず手始めに核合意の枠組みにより停止されていた核活動の一部を再開する」と語りました。
IRIB通信によりますと、アラーグチー次官は6日月曜、「現時点では、イランの核合意離脱は問題ではない」と強調し、「予想されるイランの計画は、核合意の第36条の枠組みにそったものであり、この合意におけるイランの取り決めの一部が削減されることになる」と述べています。
核合意第36条によれば、イランは制裁が復活した場合には、この合意に定められた自国の義務の負担を削減できることになっています。
アラーグチー次官はまた、「アメリカの核合意離脱や、ヨーロッパ側の約束不履行に対するイランの対抗措置については、アメリカの核合意離脱からちょうど1年に当たる今月8日に発表される」としました。
アメリカのトランプ大統領は昨年の5月8日、6カ国側の一員としてイランとの間に成立した核合意から一方的に離脱し、この合意に基づき解除されていた対イラン制裁を、2段階に渡り復活させました。
EUの関係者もこの1年間にわたり、イランの核合意残留に対し約束事を提示しているものの、この約束を実施していません。
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