イラン全国でデモ、国民が核合意内の義務の一部履行停止を支持
May 10, 2019 19:46 Asia/Tokyo
イラン全国で、国民がデモを実施し、核合意内に定められた同国の義務の一部履行停止を支持しました。
テヘランをはじめとするイラン全国各地で、アメリカおよびその同盟国の約束不履行や同国への不信感への反応として10日金曜、恒例の金曜礼拝の後、国民が行進を行い、核合意内のイランの義務の一部履行停止への支持を表明しています。
イランのローハーニー大統領は8日水曜、西側諸国が核合意をきちんと履行していないことに言及し、「イランは今後、濃縮ウランと重水の備蓄の強化に力を入れる意向である。また、ヨーロッパ諸国がアメリカの一方的な制裁(による弊害)を補填できなかった場合、イランは原子炉の製造を再開する」と語っています。
また、「核合意に留まっている国は、自らに課された取り決め実施のために60日間の猶予がある」と述べました。
イラン国家安全保障最高評議会も8日水曜、声明を発表し、「わが国は今月8日、核合意内に定められているわが国の義務の一部の履行を停止する。同時にこの合意に留まっているそのほかの関係国に対し、特に銀行や石油分野での彼らの義務を履行させるべく、60日間の猶予を与えるものとする」としています。
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