May 17, 2019 06:38 Asia/Tokyo
  • ザリーフ外相
    ザリーフ外相

日本を訪れているイランのザリーフ外相が16日夜、ホテルでNHK、TBS、共同通信など一部メディアのインタビューに応じました。

NHKによりますと、ザリーフ外相は、アメリカのトランプ大統領がイランは対話を望むはずだとしていることについて「完全に間違っている。アメリカが核合意に違反した」と述べ、現状ではアメリカと対話に応じられる状況ではないと強調しました。

トランプ大統領は15日水曜、ツイッター上で、「イランに関しては様々な見解表明が提起されているが、自分は最終的、確定的な決断をするだろう」とし、「自分は、イランが近いうちに協議実施を要請してくると確信している」と」述べています。もっと読む

これについて、ザリーフ外相はインタビューで「完全に間違っている。対話を求める前にアメリカのほうが国際的なルールに従う必要がある。アメリカが核合意に違反した」と述べ、現状ではアメリカとの対話に応じられる状況にはないと強調しました。

そのうえで、アメリカが軍事的な圧力を加えていることについて「アメリカにとってもイランにとっても利益はない。彼らにとって自殺行為だ」と述べました。

また、「アメリカは、ルールを守っている国に懲罰を加えようとしている。アメリカの制裁行為は経済的なテロだ。これを許すことは経済的なテロに加担することになる。各国はイラン産の原油を購入するなどできることがあるはずだ」と述べ、アメリカの制裁に従わず、イランとの経済取り引きを行うよう日本やヨーロッパ諸国などに求めました。

イラン外相が、日本首相と会談

アメリカのトランプ大統領は昨年5月、一方的に核合意に違反し、この合意からのアメリカの離脱と、核関連の対イラン制裁の復活を宣言しました。

アメリカ政府はまた先月22日、イラン産原油の輸入国に対し、同原油禁輸制裁の適用除外措置を延長しないことを発表しましたが、これは地域や世界規模での強い反発を受けています。

 

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