イラン情報省が、アメリカの諜報ネットワークの解体について説明
6月 18, 2019 20:27 Asia/Tokyo
イラン情報省・反スパイ局長が、イランによる、アメリカの諜報ネットワーク破壊の経緯について明らかにしました。
IRIB通信によりますと、イラン情報省・反スパイ局長は18日火曜、「イランの反スパイ局は、情報分野での同盟国の協力を得て、イランなど各国で活動していたアメリカの巨大な国際諜報ネットワークを的確な監視や作戦によって解体した」としました。
また、サイバー空間は、アメリカによる対イランスパイ活動の最も広範かつ重要な空間だとし、この諜報ネットワークの活動について、「アメリカは、イランなど各国で活動する自国のスパイたちと安全に接触するため、保健衛生サイトといったインターネットサイトをカバーとして利用していた。スパイはこのサイトに加入し、裏でアメリカが必要とする情報を収集していた」と説明しました。
さらに、このイランの活動により、アメリカは情報活動の面で世界規模で大きな打撃を受けたとし、「これまでにない規模の今回の作戦を受け、自らの全世界での情報源が危険に晒されたアメリカは、アジア、ヨーロッパ、アフリカ諸国で活動するスパイらを召還、撤収した」と述べました。
なお、「アメリカは、この情報分野での敗北を認め、9・11テロ事件後、アメリカ最大の敗北としている」としました。
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