イラン最高指導者、「サウジ政府は、メッカ巡礼儀式の安全と尊厳を確保すべき」
(last modified Wed, 03 Jul 2019 11:25:07 GMT )
7月 03, 2019 20:25 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、メッカ巡礼儀式を担当するイラン人関係者らと会談し、「メッカ巡礼儀式の主催者であるサウジアラビア政府は、環境のセキュリティ対策をとらないまま、巡礼者の安全確保や尊厳維持という重責を任されている」と語りました。

ハーメネイー師は3日水曜、この会談において「パレスチナやイエメン国民といった抑圧された人々への支持、連帯、そして多神教徒への嫌悪の表明といったものは全て、イスラムの教えに合致した政治的な事柄である。これゆえ、メッカ巡礼の政治的な側面はまさに、宗教的な儀式や礼拝行為となる」と述べました。

また、「宗教的かつ政治的な行動の傍ら、宗教的でない醜悪な政治的措置も存在する。それらはいわゆる、メッカ巡礼においてアメリカに抗議したり、多神教徒への嫌悪を表明したりしてはならないとするものだ」としました。

そして、「多神教徒への嫌悪の表明は、イスラム的な義務、必須事項の1つである。このため、我々は毎年恒例のこの儀式を最高の形で行うよう主張している」と語りました。

さらに、イスラムの真理に対するアメリカやその他覇権主義国の根深い敵対に触れ、「イスラム教徒の諸国民に対する、世界の横暴者による政治、社会、文化、経済、安全保障分野での残忍な攻撃は、イスラムの知識に対する彼らの敵対の奥深さを物語っている」と述べました。

最後に、「イスラムの知識や真理は、覇権主義者の圧政的な性質とは相反するものだ」とし、「イスラム社会がイスラム法の基本を遵守し、理不尽な行動に屈しないことこそ、イスラム共同体の勝利や発展、救済の源である」と結んでいます。

 

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