イラン大統領が仏大統領に対し、「欧州に期待する責務の第一歩はイランとの銀行、石油関係の正常化」
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ローハーニー大統領とマクロン大統領
イランのローハーニー大統領が、「わが国がヨーロッパに対し期待する責務の第1歩は、石油・銀行関係の正常化だ」と語りました。
ローハーニー大統領は30日火曜、フランスのマクロン大統領との電話会談で、ヨーロッパ側が核合意内の責務履行やイランとの協力に向けた多くのチャンスを失っていることを指摘し、「イランが核合意内の責務を完全に履行してきたのに対し、相手側は自らの最小限の責務すら履行していない。これはイラン国民にとって受け入れられるものではない」と述べました。
また、「イランはアメリカの核合意離脱後、これに関してヨーロッパ側の真剣な行動を目にすることはなかった。加えてヨーロッパ企業の一部もアメリカの一方的な制裁に追従してイランから撤退した」と苦言を呈しました。
さらに、イランの最近の措置に触れ、「これまでにイラン政府が何度も強調しているように、わが国による核合意の責務縮小措置は、ヨーロッパ側がイランの経済的利益を保証する事で、迅速に以前の状態に戻せるものだ」とヨーロッパ側の対応を促しました。
そして、「アメリカは、イラン国民に対する敵対的な措置で利益を得る事はまったくない。このようなプロセスを継続すれば、当事者双方が敗者となるだろう」と強調し、「イランは、地域でいずれの緊張も引き起こしておらず、また今後もそうすることはない。だが、緊張を煽る行動に対しては、断固として自らの利益を防衛する」と述べました。
ローハーニー大統領はまた、「アメリカが地域で緊張を煽る政策を継続している事は、地域外・国際的な安全と安定にマイナスの影響を与える」とし、「イランはこれまで常に、ペルシャ湾地域やホルモズ海峡、オマーン海における航行の自由と安全の主要な保証国だった。また今後もそれを保証する」としました。
一方のマクロン大統領もこの電話会談で、「フランスは、核合意におけるイランの利益確保、およびイランと他国の経済関係の正常化に全力を尽くすだろう」と語りました。
そして、アメリカの対イラン制裁を一方的で容認できないものだとし、「ヨーロッパは、アメリカの制裁に関係なく、イランとの経済関係樹立に向けた方策を追求している」と述べました。
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