7月 31, 2019 21:52 Asia/Tokyo
  • ザリーフ外相
    ザリーフ外相

イランのザリーフ外相が、核合意に関するヨーロッパ側の約束不履行を指摘し、「現状では、ヨーロッパが必要な措置を講じない限り、イランは3段階目の措置に踏み切るだろう」と語りました。

ザリーフ外相は31日水曜、記者団に対し、「ヨーロッパ側のこれまでの行動は、彼らの約束内容に沿ったものではなかった」とし、「ヨーロッパは、要求が叶えられる事を望むなら、自らの責務履行の路線に従って進むべきだ」と述べました。

また、イランとの円滑な金融取引に向けた「貿易取引支援機関(INSTEX)を、アメリカの命令事項ではなく、ヨーロッパ側の責務履行のための手段だとし、「INSTEXは初期段階の取り組みではあるが、今なお完全には実施されていない。またこれが実施された暁には、必ずイランの原油販売、それによるイランへの送金が含まれる必要がある」としました。

さらに、地域問題に言及し、「UAE、サウジアラビア、バーレーンを初め一部地域諸国が自国の政策を変更し、他国への内政干渉をやめれば、イランは近隣諸国と交流する意向がある」と語りました。

ザリーフ外相はまた、「ボルトン米大統領補佐官を筆頭に好戦主義者で結成されたBチームの構成員の数が減り、同補佐官とシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相だけが残るようになってほしい」と述べました。

さらに、“イラン訪問及びイラン国民との対話”というポンペオ米国務長官の要請を指摘し、「イラン国民を経済テロの標的にしている人物がイラン国民と話をすることはできない」と一蹴しました。

最後に、「イラン人ジャーナリストが、米政府関係者とのインタービューについて沢山の要請を出していたが、アメリカはこれを拒否した」と語りました。

 

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