テヘラン金曜礼拝の説教師、「イランの核合意の責務縮小は、西側諸国の空約束への回答」
9月 07, 2019 04:28 Asia/Tokyo
テヘラン金曜礼拝の説教師を務めるハージアリー・アクバリー師が、イランによる核合意の責務縮小・第3弾に触れ、「この措置は核合意実施に関する西側諸国の空約束に対する回答だ」としました。
ハージアリー・アクバリー師はテヘランで行われた金曜礼拝の説教の中で、ヨーロッパ諸国が核合意に定められた責務を履行する必要性を強調し、「イランは、ヨーロッパ諸国が責務を遵守しない場合、自らの責務縮小プロセスを続行する」と述べました。
説教の終了後、金曜礼拝の参加者らは複数のスローガンを唱え、イランによる核合意の責務縮小措置を支持しました。
ハージアリー・アクバリー師はまた、「米国は凋落の一途をたどっている」とし、「シリア、イラク、イエメン、レバノン、パレスチナを初め西アジア地域での米国の敗北、その他20兆ドルにも膨れ上がった米国の国債、麻薬常習やホームレス、飢餓の増加、階層格差の拡大といった現象は、同国の凋落ぶりを示すものだ」と述べました。
さらに、「米国は政治、文化、経済、社会の各分野で能力を喪失している。世界はポスト米国の時代について考えている」としました。
そして、「イラン国民の抵抗により米国の凋落ぶりが加速している」とし、「抵抗戦線の結成により、米国の地域的な影響力が弱まることになった」と語りました。
最後にイエメン情勢に触れ、「サウジアラビア主導のアラブ連合軍はイエメンという泥沼にはまり込み、この危機から脱する方法を模索している」と指摘しました。
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