イラン国防軍需相が、サウジ石油施設攻撃へのイランの関与疑惑に反論
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イランのハータミー国防軍需大臣
イランのハータミー国防軍需大臣が、サウジアラビアの石油施設攻撃にイランが関与していたとする、アメリカの政府関係者の主張を否定し、「この件に関する確固たる証拠は全く提出されておらず、このような発言は単なる主張に過ぎない」と語りました。
ハータミー大臣は18日水曜、記者団に対し、最近のサウジアラムコ社の石油施設に対するイエメン軍の攻撃に関して、「イエメンとサウジアラビアの間で1つの衝突が発生し、イエメンがサウジアラビアの犯罪行為に報復した」と述べています。
また、「イランを敵に回そうとする主張や疑惑は、何の成果にも至らない」とし、「サウジアラビアとシオニスト政権イスラエルは、当初からアメリカをこの地域での紛争に巻き込もうと企んでおり、サウジアラビアとイエメンの間の紛争のすべてにおいて、この論理を追求している」としました。
さらに、「今や全ての人々が、イランが完全に地域の安全や平和を擁護していることを知っている」とし、「このことはしっかりとした措置により実施され、イランに対する脅迫が生じれば、イランは、アメリカの無人機を撃墜した様に、そうした脅迫に断固として対処する」と語っています。
今月14日、イエメン軍がアラブ連合軍への報復として、10機の無人機でサウジの国営石油会社サウジアラムコ社所有の精油所2カ所を攻撃しました。
その後、イエメン軍の報道官は声明の中で、「今回の作戦はサウジ連合軍による5年に及ぶ侵攻と包囲に対する報復であり、イエメン人の正当な権利として行われた」と表明しました
こうした中、米国は「イランがこの無人機攻撃の背後にいる」と主張しています。
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