イラン外務省報道官、「指導者が死亡してもISISの思想は消滅しない」
10月 28, 2019 19:44 Asia/Tokyo
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ムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、テロ組織ISISの指導者アブーバクル・アルバグダディ容疑者の死亡報道に反応し、「アルバグダディ容疑者が死んでも、ISISの思想は消滅せずに残ったままだ」と語りました。
米トランプ大統領は27日日曜、シリア北部での特殊作戦でISISの指導者アルバグダディが死亡したことを明らかにしました。
ムーサヴィー報道官は28日月曜、IRIB通信のインタビューで、「ISISとその指導者アルバグダディ、並びに地域におけるテロ組織の筆頭となっていた人物らには消費期限があった。彼ら自身も認めるとおり彼らは米国により生み出されている」と述べました。
また、「これらテロ組織は消費期限が切れ次第、消滅する」とし、「ISISとテロ思想、過激主義は常に米国のような国々の手段の1つとなっている」としました。
さらに、「ISISを消滅に追い込んだのは、イランが軍事面で後方支援した地域の敬虔な人々、イラクとシリアの政府と国民、抵抗軍の若者たちだ」とし、「ISISが地域諸国の軍に敗北したとはいえ、その残党勢力は米国により再編成され、再び地域で犯罪をはたらくことになるだろう」と語りました。
そして、来年の米大統領選挙に触れ、「米国は選挙を初め、国内問題のあらゆる出来事が迫ると、今回のアルバグダディの殺害といった類のニュースを提起している」と述べました。
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