視点:アメリカの刑務所から釈放されたイラン人学者(日本語のナレーション付)
ソレイマーニー博士を待ちわびる家族の喜びの涙
「1年2ヶ月もの間、彼に会っていない。今、母がいなくて残念です」
1年2ヶ月もの間、息子を待ち続けた母親は病魔に打ち克つことはできず、息子との再会を待たずしてこの世を去りました。
米国の刑務所に収監されていたイラン人学者マスウード・ソレイマーニー博士を乗せた飛行機がイランに到着し、この長い時間に終止符が打たれることとなりました。
学者の人質事件の終焉
マスウード・ソレイマーニー氏は、12巻に上る血液学分野の著作をはじめとする550もの研究論文や著作を執筆したイランの優れたES細胞学者であり、世界の上位1%に入る人物とされています。
このイラン人学者は、昨年10月末にアメリカの著名な総合病院・メイヨークリニックの招聘という、詐欺的な陰謀に巻き込まれ、米国に入国しました。
しかし、米国入国後に制裁違反という口実により、ソレイマーニー博士は米FBI連邦捜査局により逮捕され、1年2ヶ月もの間人質として拘束されていました。
この人道に反する米国の違法な行動の後、イランの大学関係者や学術会は国際機関に抗議し、状況の追跡を行いました。
それから1年2ヶ月が経過した現在、この高名なイラン人学者の釈放に向けた努力が実を結ぶと同時に、米国が被っていた仮面が外され、その人道に反する素顔が明らかになりました。
ソレイマーイー博士が人質に取られた事件は、イランの学術面での発展を阻もうとする米政府関係者の敵対振りを如実に物語っています。
現在、ソレイマーニー博士が教鞭をとっていたタルビヤット・モダッレス(教員養成)大学は、ようやくこの大学の傑出した教授を迎えようとしています。
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