イラン革命防衛隊司令官の暗殺
イラン外務省が、在テヘラン英大使を呼び出し
1月 08, 2020 16:05 Asia/Tokyo
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イラン外務省
アメリカによるイランのソレイマーニー司令官暗殺をめぐり、英国の外相と国防相の非論理的な発言を受け、イラン外務省がテヘラン駐在の英大使を呼び出しました。
今月5日、英国のジョンソン首相は声明を発表し、米国がイラクを初めとする地域諸国に軍事介入し、国家テロを行なったことに触れることなく、米テロリスト侵略軍によるソレイマーニー司令官の暗殺を支持し、「これに関する報復行為は、誰の利益にもならない」と述べました。

ヨーロッパ担当のイラン外相顧問(補佐)は、テヘラン駐在のマクエアー(Robert Macaire)英大使との面会において、英政府関係者の発言を痛烈に非難し、このような発言にイランが激しく抗議していることを伝えました。
同顧問は、米国の今回のテロ行為が国際法に違反するもので、国際世論や法律専門家が認めるイラクの国家主権にも反することを強調し、「このような表明は、米国のテロ暗殺行為に同調するためのもので、決して正当化も容認もできるものではない。英国のこのような立場は今回の犯罪の共犯者とみなされる」と強く抗議しました。
また、西アジア地域でのテロ組織ISIS抹殺に決定的な役割を果たした英雄である殉教者たちの今回の葬儀に、イランとイラクの両国民数千万人が参加したことを指摘し、「イラン国民は、このアメリカのテロ行為に同調する者を許さないだろう」としました。
一方の英大使も「地域の緊迫化は誰の利益にもならない」とし、イランのメッセージを英政府に伝えるとしました。
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