イラン大統領「ソレイマーニー司令官がいなければ、欧州は大規模な危険に直面」
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イランのローハーニー大統領が、フランスのマクロン大統領との電話会談で、「最近イラクで殉教したソレイマーニー司令官の存在がなかったら、今頃ヨーロッパは大規模な危険に晒されていた」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
1月 08, 2020 17:11 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領
    ローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、フランスのマクロン大統領との電話会談で、「最近イラクで殉教したソレイマーニー司令官の存在がなかったら、今頃ヨーロッパは大規模な危険に晒されていた」と語りました。

ローハーニー大統領は7日火曜、この電話会談で、地域の安全保障やテロとの戦いにおいて故ソレイマーニー司令官が重要な役割を果たした事を指摘し、「ソレイマーニー司令官は、テロ組織ISISとの戦いに関して地域の諸国民、さらにはヨーロッパ市民に対しても大きな貢献をしており、彼がISISに対処していなかったら、今日、ヨーロッパには大きな危険が押し寄せていただろう」と述べています。

また、「今日、イラン国民はアメリカが起こした犯罪のために、大きな悲しみの中にある」とし、「アメリカは、ソレイマーニー司令官をテロ暗殺したことで、戦略的に大きな過ちを犯した」としました。

さらに、「ソレイマーニー司令官は、イラク政府の正式な招聘により、また同国の首相との会談を目的に、バグダッドを訪問していた」とし、「このアメリカの行動は、イラクの政府と国民への侮辱、同国の国家主権への侵害、そしてイラン国民に対する許されざる大罪でもある」と語っています。

そして、アメリカに対する報復というイラン国民の要求にも触れ、「この度の暗殺による結果や責任は全て、アメリカ政府に帰する」と述べました。

ローハーニー大統領はまた、今回のテロ行為への反応としてイラク議会がアメリカ軍のイラク撤収という重大な決断を下した事に触れ、「イランの立場は、西アジア地域の治安はあくまでも地域諸国によってのみ確保され、また誰も緊張による利益を得る事はなく、この地域での情勢不安が世界全体にとっての危険となりうる、ということだ」としています。

マクロン大統領

さらに、「世界の恒久的な平和と安全を望む全ての国は、アメリカの犯罪やテロ行為に対し断固たる立場をとるべきだ」と語りました。

一方、マクロン大統領も「ヨーロッパは、西アジア地域の平和と安定を非常に懸念している」とし、最近の出来事を遺憾なものだとして、「フランス政府として、緊張緩和に向けて可能なあらゆる支援を行う用意がある」と述べています。

また、核合意の重要性に触れ、「フランスは、この重要な国際合意の存続のための努力を継続する」としました。

 

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