イラン第一副大統領、「米の犯罪に対する本当の報復は、地域から米軍を撤退させること」
イランのジャハーンギーリー第一副大統領が、イスラム革命防衛隊ソレイマーニー司令官を暗殺したアメリカの国家テロを指摘し、「アメリカの犯罪に対する本当の報復は、西アジア地域から米軍を撤退させることだ」と強調しました。
ジャハーンギーリー第一副大統領は13日月曜、テヘランでイラン・シリアの両国の高等代表団による合同会合に出席し、先ごろイラク議会が同国からの米軍撤収関連の議決を行なったことに触れ、こうした傾向が他の地域のイスラム諸国でも形成されるよう希望すると述べました。
また、「特に米国を初めとする西側諸国の不当な介入が、地域の情勢不安につながっている」とし、「米国は、ISISなどのテロ組織結成により、特にイラクやシリアにおいて、地域レベルの大罪を引き起こした」と非難しました。
さらに、「イランはこれまでどおり、シリアの政府および国民とともにある」とし、「イランは、地域での安定と安全の確立に向け、シリア政府の国家主権や領土保全を支持していく」と語りました。
この会合に出席したシリアのハミース首相も、地域諸国に戦争を押し付けようとする米国の陰謀や策略に言及し、「ソレイマーニー司令官の暗殺は、米国による陰謀の顕著な例だ」と批判しました。
また、「ソレイマーニー司令官の暗殺は、地域の全ての人々、自由を求める人々、抵抗勢力にとっての安全強化、および戦いの象徴となった」とし、イランが敵の攻撃や侵略に対抗する権利を有することを強調しました。
ジャハーンギーリー副大統領とハミース首相はさらに、二国間協力、特にシリアの復興再建に関するさまざまな分野で協力を拡大することを強調しました。
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