世界におけるイランの位置づけ(1)
(last modified Fri, 23 Oct 2020 19:17:00 GMT )
10月 24, 2020 04:17 Asia/Tokyo
  • イランの石油施設
    イランの石油施設

今回より新シリーズ「世界におけるイランの位置づけ」をお届けします。毎回この中で、国際的な統計に基づき、天然資源の埋蔵量や科学技術、観光業、スポーツなどの各分野におけるイランの高い位置づけを取り上げていきます。なお、ご紹介する情報は2018年当時の統計を引用しています。

さて、皆様は次のような事実をご存知でしょうか?

イランは、石油、天然ガス、石炭、森林・木材、金、銀、銅、ウラン、鉄、リンなど、天然資源の埋蔵量において世界第5位、また化石燃料の埋蔵量に限って言えば世界で4番目に豊かな国とされています。

天然資源には、世界で製品加工に使用されるすべての原材料が含まれます。これらの経済的資源は土中から採掘されているか、もしくはまだ未採掘の状態となっており、何兆ドルもの価値があります。アメリカの金融情報誌ウォールストリート・ジャーナルはある報告のなかで、天然資源の埋蔵量の点で世界の上位10カ国を発表し、イランはその中で5位にランクインしています。

イランの石油施設

ウォールストリートジャーナルの報告の指標となっているのは、石油や天然ガス、石炭、森林・木材、金、銀、銅、ウラン、鉄鉱石、リンといった、10種類の高額資源です。イランは27兆ドルに相当する埋蔵石油、天然ガスを有していることから、ロシア、アメリカ、サウジアラビア、カナダに継いで5番目とされています。なお、イランに続く6位から10位は順に、中国、ブラジル、オーストラリア、イラク、ベネズエラとなっています。この報告によれば、イランは世界の総人口のおよそ1%に過ぎないものの、世界の鉱産資源全体の7%を保有していることになります。

イランの石油施設

 

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