イラン司法府長官が、アメリカ国務長官の発言を批判
4月 11, 2016 19:41 Asia/Tokyo
イラン司法府のアーモリー・ラーリージャーニー長官が、イランの軍事力を制限する必要があるとした、アメリカのケリー国務長官の最近の発言を、正当な根拠に欠けるものだとしました。
IRIB通信によりますと、アーモリー・ラーリージャーニー長官は11日月曜、イラン司法府の幹部責任者による会議において、ケリー長官の最近の発言に反応し、「イランや一部の地域諸国に関する、アメリカ国務長官の最近の発言は正当ではない」と語っています。
また、「イランは地域で戦争を引き起こそうとしており、一方でサウジアラビアはイエメンとシリアでの平和の実現に向けて努力している国である」としたケリー長官の主張に触れ、「人権擁護を主張する国々で、これほど事実の歪曲が行われていることは驚くべきことであり、どうやら彼らにとって言葉は意味を失ったようである」と述べました。
さらに、この1年間におけるイエメンでのサウジアラビアの犯罪行為についても、「イエメンでのサウード政権の犯罪行為、そしてシリアやイラクでのテロリストに対するサウジアラビアの支援が、国際社会の目から隠されることはないだろう」としています。