ユーチューブが、プレスＴＶのアカウントを閉鎖

1月 30, 2020 19:31 Asia/Tokyo

アメリカ・カリフォルニア州サンブルーノに本社を置く世界最大の動画共有サービス・ユーチューブが、表現の自由に反する形で、イラン国営英語衛星通信プレスＴＶのアカウントを閉鎖しました。

イギリスの新聞タイムズは２９日水曜、「ユーチューブが、シオニスト政権イスラエルに反するコンテンツの報道という理由により、プレスＴＶ・ＵＫのアカウントを閉鎖、削除した」と報じました。

タイムズ紙の報道によれば、ユーチューブに数千本の動画を投稿し、２万８０００回もシェアをされていたプレスＴＶ・ＵＫは、アメリカによるイランイスラム革命防衛隊のソレイマーニー司令官のテロ暗殺の数日後、使用不能となり削除されました。

ソレイマーニー司令官はその同行者ら複数名とともに、今月３日にイラク・バグダッド空港付近にてアメリカ軍の空爆によりテロ暗殺され、殉教しました。

ソレイマーニー司令官は、イラク政府の正式な招待により同国を訪問していました。

インスタグラムなどをはじめとするアメリカのそのほかのＳＮＳも、この数週間にユーザーが掲載したソレイマーニー司令官の動画を削除しています。

ソレイマーニー司令官は、西アジアでのＩＳＩＳをはじめとするテロ組織やタクフィール派組織との戦いにおいて傑出した人物でした。

ユーチューブやツイッターをはじめとした表現の自由を標榜するサイトやSNSは、これまでにテロリストらやシオニスト政権を支持するかたちで、イランに関係する数千件のアカウントや、ホームページ、グループを削除しています。

最近、これらのサイトやＳＮＳとアメリカとシオニスト政権イスラエルの情報組織との協力に関する、複数の報告（報道）がなされています。

ユーチューブはおよそ１週間前にも、このＳＮＳの規約違反の具体例を示すことなく、ＩＲＩＢ国際日本語通信パールストゥデイ（旧ＩＲＩＢ国際放送ラジオ日本語）のアカウントを削除しています。合わせてご覧ください

プレスＴＶは、ＩＲＩＢ初の英語放送局として、「異なる視点からのニュース」をスローガンとし、２００７年７月２日から放送を開始しました。

プレスＴＶはこれまでに、正しいニュースやドキュメンタリー番組、様々な円卓会議の報道により、世界中の数多くの視聴者の獲得に成功しています。

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