イラン初の女性パイロット(動画)
イランで、同国史上初の女性パイロットとなった2人の女性が旅客機の操縦を担当しました。
女性パイロット;今、大きな喜びを感じています。これまでの努力が実ったことへの喜びを感じています。
リポーター;この2人の女性が、イランの航空産業史上初めて、旅客機の操縦を担当しています。
パイロット;私たちは、操縦士養成訓練校で飛行訓練を開始しました。その初フライトの日は人生のうちで最高の日となりました。私たちは、こうしたプロセスを経て、今ここで機内での同僚となったのです。
リポーター;この度、イラン史上初の女性パイロットとなったのは、ネシャート・ジャハンダーリーさんとフォルーズ・フィールーズィーさんです。この2人は、一連の厳しい訓練を経て本日、共同で旅客機の操縦に携わっています。
パイロット;飛行の準備はできていますか?
はい、準備万端です。
パイロット;私たちの飛行機はあそこに駐機しています。
パイロット;皆様こんにちは、私は当機の操縦を担当しますネシャート・ジャハンダーリーです。第2操縦士のフォルーズ・フィールーズィーと一緒に、この度皆様のフライトにご一緒してまいります。
パイロット;当初は、「飛行機の操縦は女性の仕事ではない。あなた方は時間を無駄にしている。2人の女性が共同で飛行機を運航できるわけがない」と言われたこともありました。
リポーター;もっとも、こうした辛いことに加えて、忘れがたい醍醐味も存在します。
パイロット;自分にとって最高の思い出は、小さな女の子がお父さんに連れられて操縦室にやってきて、「パパ、パイロットは女の人よ!だから私だってできるんだもん」と言ったことです。これは私にとって最高の出来事でした。今その女の子はきっと、パイロットだけでなく、他の職業であっても努力すればなれるんだという信念を得たのではないかと思います。
リポーター;操縦を始めたばかりの頃のこと、また、2人の女性が飛行機を操縦していることに気づいた乗客たちの反応。
パイロット;私たちにとって、現在人々がプラスに物事を捉える人々だったことは実に光栄です。
リポーター;1時間の飛行後、飛行機は静かに着陸しました。乗客の反応も上々で、今回のフライトに満足している様子です。今後、このような職につく女性の数が増える事を期待したいものです。
リポーター;今回のフライトは若いイラン人女性が担当しました。これは自分に対する自信の証といえるのではないでしょうか。
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