世界におけるイランの位置づけ(17)
世界におけるナツメヤシ生産量
4月 19, 2020 14:22 Asia/Tokyo
皆さまは、イランがナツメヤシの生産量において世界で第2位であることをご存知でしょうか?
イランは農業生産品の3分の1の品目において、世界で10位以内の生産量を誇ります。今回は、その世界生産量で高位を占める農業生産品の紹介として、ナツメヤシとその生産についてご説明します。
ナツメヤシは、同名の木から採れる、黄味をおびた赤褐色の楕円形をした甘い実です。ナツメヤシの木は、夏に高温となり降水量がほとんどない半乾燥地域や乾燥地域に生育します。ナツメヤシの実は、西アジアの国々のすべてにおいて重要な食糧とされています。人類がナツメヤシを食べはじめたのは、紀元前7000年にまでさかのぼると言われています。ナツメヤシの木や新鮮な実の大半は、西アジアや北アフリカの国々で見られます。
エジプトは、ナツメヤシの栽培と生産において世界で首位を占めています。同国は毎年100万トン以上のナツメヤシを生産しており、これは世界全体の生産量の17%強、また世界輸出量の3%に相当します。イランはそのエジプトに次ぐ生産国で、毎年90万トン以上を生産し世界第2位となっています。さらに、イランはナツメヤシ輸出量では世界全体のおよそ7.7パーセントを占めています。
なお、3位と4位につけているのは、サウジアラビアとイラクです。
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