イラン大統領がオマーン国王と電話会談、「西アジアの危機管理は地域諸国にゆだねられるべき」
4月 22, 2020 21:03 Asia/Tokyo
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ローハーニー大統領
イランのローハーニー大統領が、オマーン国王と電話会談し、「イランは、西アジアの危機管理を地域諸国に委ねる全ての計画を支持する」と語りました。
ローハーニー大統領は22日水曜、オマーンのハイサム国王との電話会談で、イランが提唱するペルシャ湾地域の和平構想=ホルモズ平和構想にオマーンが協調姿勢を見せていることに謝意を示すとともに、「長年にわたる両国の良好な関係のもと、(ペルシャ湾の湾口に当たる)ホルモズ海峡は平和と安定、平穏を維持している」と述べました。
また、「イランとオマーンは常に、地域での流血や戦争勃発の防止に努めてきた」とし、「こうした取り組みを今後も継続し、破壊や飢餓を招くイエメン戦争が停止させる必要がある」としました。
さらに、新型コロナウイルス蔓延によって地域や世界が置かれている困難な状況や、この感染症対策で全ての国が協力する必要性に触れ、「イランはこれに関する実績や経験をオマーンに伝える用意がある」と強調しています。
一方のハイサム国王もあらゆるレベルでの両国の関係拡大・促進を強調するとともに、両国間の合意実施が双方の利益につながると応じました。
そして、地域の平和と安定の確立、ホルモズ海峡の安全と平穏を謳うイランの政策や立場に謝意を示し、「全ての人々が、地域から懸念材料となる出来事や戦争を遠ざけるよう努力すべきだ」と語りました。
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