イラン国会議長、「コロナ禍の中、西側諸国は人道問題に損得勘定で対応」
(last modified Sun, 03 May 2020 09:22:41 GMT )
May 03, 2020 18:22 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー議長
    ラーリージャーニー議長

イラン国会のラーリージャーニー議長が、「新型コロナウイルス問題にあたり、西側諸国では”人道”というテーマがなりをひそめ、損得勘定での対応が行われている」と語りました。

新型コロナウイルスを克服し先日復帰したラーリージャーニー議長は、3日日曜の国会公開会議において、「西側諸国はコロナ禍にあたり高齢者を見捨て、彼らの存在に経済的利益はないと宣言した」と語りました。

また、新型コロナウイルス対策におけるイランの措置について触れ、「医療従事者をはじめとするイラン国民は、献身と国家の聖戦士としての心構えで、すべての人々、特に高齢者には最大の敬意を払いながら治療にあたっている」と指摘し、「皆の総力をあげた努力により、イラン国内では感染者のうちおよそ80%の人々が回復している」と続けました。

さらに、今月1日が労働者の日であることににちなみ、「イランの労働者らは、アメリカがイラン国民に対する制裁を使って始めた戦いの中にいる。彼らは昼夜を問わない献身と努力で国を運営しており、ホワイトハウスがイラン支配を夢見るようなことを許さない」と語りました。

 

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