イラン革命防衛隊総司令官、「米の超大国としての証は凋落しつつある」
イランイスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官が、「世界各国の行動は変わりつつある」とし、「アメリカが自らのシンボルとして宣伝していたもの、また世界に吹聴していた、事実とかけ離れたアメリカのイメージは崩れつつある」と語りました。
サラーミー総司令官は10日水曜朝、ある式典においてイランの敵、特に米国の早期の衰退に触れ、「アメリカは、美的な概念を持って自らを顕示していたが、アメリカ社会に潜んでいたその穢れた現実を露呈しつつある」と述べています。
また、「アメリカは、自由の国や人権の力を自称しているが、これらのシンボルはいずれも崩れ去り、その意味はすべて色あせた」としました。
さらに、「ペルシャ湾からベネズエラまでの国際海域におけるイランの船舶の航行は、イランの力の訓練と意思の強要だった」とし、「今やイラン国民は、力と威信が最高潮に達している中で困難を切り抜けつつある」と語っています。
イランは最近、アメリカの違法な制裁にもかかわらず、ガソリンを積載したタンカー5隻をベネズエラに派遣しました。
これらの船舶が次々にベネズエラの港湾や製油所に到着した一方で、それ以前にアメリカはイランのタンカーのベネズエラ着岸を妨害するとして脅迫していました。
これに関して、ローハーニー・イラン大統領は、中米カリブ海におけるアメリカの挑発行為の一部に触れ、「世界のいずれの地域においてであれ、イランのタンカーがアメリカにより問題に遭遇した場合には、アメリカ側にその報いとして何がしかの問題がふりかかるだろう」と語っています。
ベネズエラに燃料を移送していたイランのタンカー5隻は、現在次々にその任務を終えてイランへの帰国の途についています。
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