イランが、米の暴力的デモの弾圧に対する欧州の沈黙を批判

6月 21, 2020 14:10 Asia/Tokyo

イラン外務省のムーサヴィー報道官が改めて、米国内の暴力的なデモ弾圧に対し欧州諸国が沈黙していることを批判しました。

ムーサヴィー報道官は、「米政権が自国民から『息をする権利』を奪い、野蛮な方法で平和的なデモ参加者らを鎮圧しようとしている状況にあって、欧州のいわゆる『人権の守護者たち』の沈黙は、改めて彼らの二面性、偽善、二重規範を示して見せた」としました。

先月25日米ミネソタ州ミネアポリスで起きた白人警官による黒人男性ジョージ・フロイドさん殺害事件は、続く大規模な抗議デモの発端となり、現在もなお続いています。

この人種主義的行動に対する抗議の波は、ホワイトハウスの門前まで迫っており、対暴動特別機動隊がデモ参加者らを解散させようと催涙ガス弾を使用するケースも出ています。

このような状況の中、トランプ米大統領はこの殺害事件に抗議する人々を「ならず者」と呼び、警察や米軍の銃撃の対象になるとして脅迫しています。

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