イラン大統領、「イラン・イラクの目標は、200億ドルの相互間貿易額の達成」
ローハーニー・イラン大統領が、同国を訪問中のカディミ・イラク首相との共同記者会見で、「両国は、経済協力の拡大により相互間貿易額を200億ドルに到達させることを目指す」と語りました。
ローハーニー大統領は21日火曜、カディミ首相との共同記者会見で、「イランはイラクの政府と国民に対し、全力とすべての可能性を尽くして、衛生用品や医薬品の全品目の点でイラク国民に寄り添うことを確約する」と述べています。
また、テロとの戦いにおける2人の英雄としての、故ソレイマーニー・イランイスラム革命防衛隊司令官および、アルムハンディス・イラク民兵組織副司令官を偲び、「イランは、テロ組織ISISと戦うイラクの政府と軍、国民にこれまで長年にわたり寄り添ってきたと同様に、イラク国民とともにイラクや地域の安定および安全保障に向けて努力していく所存である」としました。
一方、カディミ首相も、今回のイラン訪問の最重要目的として、二国間関係の強化を挙げ、「わが国とイランの関係は、単に地理的な国境を共有していることや地理的条件によるものではなく、歴史、文化、宗教面での奥深い関係に端を発している」と語っています。
さらに、「イランとイラクは、テロやタクフィール派組織に対抗する上で、相互に寄り添っている」とし、「イランは、この道においてイラク国民の傍らに寄り添った最初の国であり、イラクはこの支援を決して忘れないだろう」と述べました。
そして、「イラクは決して、わが国を発端とする脅威がイランに及ぶことを許さない」とし、「イラクはさらに、経済問題を切り抜ける上で、イランとともにある」としています。
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