イラン南東部で麻薬1トン超押収
7月 22, 2020 19:17 Asia/Tokyo
イラン南東部スィースターン・バルーチェスターン州治安部隊のガンバリー指揮官が、警察と密輸業者の間で発生した衝突の中で、1トンを超える麻薬が押収されたことを明らかにしました。
ガンバリー指揮官は、イルナー通信のインタビューにおいて、「イラン治安警察は21日火曜夕方、作戦行動中に、スィースターン・バルーチェスターン州イーラーンシャフル郡の枝道を使った麻薬輸送中の武装団メンバーを発見し、気づかれないように監視下に置いた」と述べました。
そして、「密輸犯であるメンバーらが治安部隊の待ち伏せする一帯に入ると同時に交戦状態となった。しばらくその状態が続いた後、彼らは麻薬運搬用の車両を乗り捨て、闇にまぎれて高所へと逃亡した」と説明し、「この作戦において、1076㎏の麻薬が少量の武器・弾薬とともに発見された」と続けました。
ガンバリー指揮官はまた、この武装集団メンバーの逮捕に向けて捜査を続けているとし、「イラン治安部隊は、峠や密輸品の入口を見張る活動を行っている。麻薬との闘いに力を注いでいる」と述べました。
イランは制裁下にある中で、昨年は950トンの麻薬を押収し、世界で薬物押収量が最多の国となっています。
イランは、世界における麻薬との闘いの最前線として、これまでに約4000人の殉教者と数千人の負傷者を出しています。
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