イスラム革命防衛隊が、2基のラアド-500ミサイル発射装置を公開
9月 26, 2020 19:48 Asia/Tokyo
イラン・イスラム革命防衛隊空軍は、「聖なる防衛週間」展で、2基のラアド-500ミサイル発射装置を公開しました。
IRIB通信によりますと、今年2月に革命防衛隊空軍によって発表された、固形燃料を使用する国産ミサイル・ラアド-500は、カーボンファイバーボディや、非金属の複合材料で作られた新開発の「ザヒール」エンジンといった技術を使用して製造されています。
このミサイルの本体に炭素繊維を使用することで、ラアド-500は発射の瞬間の圧力などに耐えることができ、公開された情報によれば、温度は摂氏3000度、重力は100気圧に耐えることができます。
さらにこの技術、すなわち本体が非金属の炭素複合材という技術の利用は、ミサイルのレーダーに映る面積の縮小に非常に有効で、ミサイル防衛システムを容易にすり抜けることができるようになります。
炭素繊維を使用するもう1つの利点は、機敏性を高め、ラアド-500においては、その射程距離の拡大にも有効となるミサイルの軽量化です。このミサイルは、本体が金属製のミサイル・ファーテフ-110の半分という軽量で、 その射程距離も、200 kmから500 kmにまで広がっています。
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