イラン原子力庁報道官、「わが国は平和目的以外の核利用を一度も求めたことない」
イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官が、この20年以上にわたりイラン政府にかけられた核関連の空想的疑惑がどれひとつ立証されていないことに言及し、「世界の人々は、イランがこれまで一度も平和目的以外の核利用を求めたことがなく、現在も求めていないことを知っている」と述べました。
イルナー通信が18日日曜、報じたところによりますと、イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官は、対イラン武器禁輸制裁の解除はイラン外交の成功であるとして、「イラン国民の抵抗は、核合意から5年を経てようやく結実した。米国のトランプ流一極主義や横暴さに対し、世界の意思や見解が拒否を突きつけたことで、イランの正当性やその外交力は燦然と輝いた」と述べました。
そして、「米国によるいわゆる『最大限の圧力』は、特に子どもや女性、病人に対する非人道的かつ卑劣な措置とみなされ、同国がさらに孤立し、その悪魔的恐怖が打ち砕かれる以外の結果を残さないだろう」と指摘しました。
また、「国際社会は、国際条約・協定からの離脱、制裁、強要、外交無視、演説や談話での侮辱や非礼、圧政的な他国への経済的損失の押し付け等々、米国の一極主義政策や横暴さを、これ以上我慢することはない」と強調しました。
続けて、対イラン武器禁輸制裁に対し国際社会が断固とした「ノー」を突き付けたことは、アメリカのトランプ流無秩序に示す反応として幸先の良いスタートだったとして、「今後世界各国は、米国に国際規範が壊されていくことに対し、連携してきっぱりと立ち向かうだろう」と述べました。
対イラン武器禁輸制裁は18日に期限を迎え、イランの武器輸出入制限は全面的に解除されました。
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