イラン国防軍需相、「イランの国防に必要な製品の90%は国内産」
-
ハータミー国防軍需相
イランのアミール・ハータミー国防軍需相は、何年にもわたるアメリカの制裁や圧力が、逆にイランの国防発展に繋がったとして、「イランは今日、国防に必要な製品の90%を国内で生産している」と述べました。
イルナー通信によりますと、ハータミー国防軍需相は18日日曜夜、出演したテレビ番組において、対イラン武器禁輸制裁が期限を迎えたことに言及し、「このような力を持ったことは、米国にとって非常に厳しい状況だ。彼らはこれまで、いかなる国もアメリカの支持なしには何もできない、と世界に嘘をついてきたからだ」としました。
そして、「米国をはじめとする敵たちは1年前から、対イラン武器禁輸制裁の解除を妨げようと、または新たな制限を課そうと画策してきた。しかし彼らの威信は失われ、安保理のどの理事国も経験したことのないような出来事が米国に起こったのだ」と述べました。
アメリカはこの数ヶ月間、安保理決議 2231号に基づくイランの武器禁輸制裁の延長工作に熱を上げてきました。安保理での決議草案提出に始まりロビー活動、および一連の制限解除阻止に向けた一部の国への圧力行使にいたるまで、あらゆる手段を駆使したにもかかわらず、イランに対する武器禁輸制裁は、核合意成立5周年を迎えた18日日曜未明に自動的に解除されました。
ハータミ国防軍需相はさらに、「いかなる国もイランと武器貿易をする権利がない」としたポンペオ米国務長官の発言を取り上げ、「いくつかの国々と協議が行われ、また一連の軍需品の売却・購入両方の取引に向けて、下地が完全に整えられている」と反論しました。
また、「敵側も認める事柄のひとつは、今日イランがミサイル大国として世界に注目されていることだ」と指摘し、イランは無人機の力において、何ら誇張なしに世界で6本の指に入ると述べ、「イランの製品は、質および価格の点で非常に優れている」と強調しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj