イラン国防軍需相、「わが国はペルシャ湾岸諸国と軍事協定を結ぶ用意あり」
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ハータミー国防軍需大臣
イランのハータミー国防軍需大臣が、イランとしてペルシャ湾岸諸国と軍事・安全保障協定を結ぶ用意があることを明らかにしました。
ハータミー大臣は、19日月曜に発表された、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラのインタビューで、「中国やロシアとの協定は、対イラン武器禁輸制裁の解除後に締結された」とし、「わが国は、ロシアと空軍システムの拡張に関する重要な合意を成立させた」と述べました。
また、「対イラン武器禁輸制裁が期限を迎えたことは、必要な武器購入や他国への武器輸出の機会となる」としました。
その上で、地域を弾薬庫へと変化させる軍備競争は食い止めなければならないとも強調しました。
そして、アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノ・カラバフ情勢に関して、「イランは国境地帯の治安に関して、当事国双方に警告している」と語りました。
また、ロシアがアルメニアへの武器移送のためにイラン国境を利用している、とする憶測を否定し、「イランは友好国であるトルコに対し、地域の主要国として、外交ルートを通じたナゴルノ・カラバフ危機の解決に寄与するよう期待する」と述べました。
ハータミー大臣はまた、「UAEアラブ首長国連邦とバーレーンが、シオニスト政権イスラエルとの関係を正常化したことは、ペルシャ湾岸地域の治安を直接脅かすことになる」とし、「ペルシャ湾岸地域でのイスラエルによる脅迫行為のすべては、直接かつ毅然とした対応に遭遇するだろう」としました。
最後に、「イランはミサイルシステムに関してアメリカとは協議する意向はない。どの国、勢力であろうと、イラン政府にこのことを要求する権利はない」と述べました。
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