預言者ムハンマドとシーア派6代目イマームの生誕記念の祝日が到来
(last modified Tue, 03 Oct 2023 07:58:30 GMT )
10月 03, 2023 16:58 Asia/Tokyo

3日火曜は、イスラム暦1445年ラビーオルアッワル月17日にあたり、イスラムの預言者ムハンマドと、その末裔に当たるシーア派6代目イマーム・サーデグの両者の生誕日となっています。

スンニー派のイスラム教徒は、毎年イスラム暦同月の12日を、またシーア派教徒17日預言者ムハンマドの生誕日とみなしています。

イランイスラム共和国の建国者ホメイニー師は、この点をイスラムの派閥同士の歩み寄りと団結に活用し、ラビーオルアッワル月の12日から17日までをイスラム団結週間に制定しました。

預言者ムハンマドは40歳のときに、サウジアラビア・メッカの郊外の北東約5キロメートルの地点にあるヒラーの洞窟にて、大天使ジェブラーイールを介して崇高なる神からの啓示を下され、神の最後の預言者に召命されました。

預言者ムハンマドはこうして、神の最後の預言者として、知識や倫理が存在せず迷信がはびこっていた当時の無明な社会を、倫理を基盤として人間としての尊厳、威信や自尊心を持つこと方向へと導きました。

預言者ムハンマドの召命は、イスラム文明形成の原始とみなされるべきであり、この召命は人類を、歴史を通して持っていた思考や信条面での無知蒙昧から救ったことになります。

また預言者ムハンマドは、最も完成度の高い最良たる天啓の聖典コーランの奇跡とともにこの世に下され、このことは人類の歴史において人間的な価値観の出現、まさに光の爆発ともいえるものでした。

そして、この偉人は天啓の書コーランが下されたことにより、人間社会において婦女子の尊厳や、圧制・偶像崇拝との戦い、同胞との助け合い、神の唯一性、一神教信仰、善の倫理といった新たな概念の基礎を打ちたて、人間が現世と来世の双方で至福にいたる道を示したのです。

 

 


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