イラン国会議長、「イラン政府の法施行に対する欧州の干渉は、唖然とする行為」
イラン国会のガーリーバーフ議長は、欧州3カ国がイラン国会の可決した法案について発表した声明を批判し、「欧州がイラン政府による裁解除法を施行しないように求めていることは、驚き呆れる行為である」と述べました。
英独仏の欧州3カ国は、7日月曜に発表した共同声明において、自国がほとんど核合意内の責務を果たしていないことには言及せず、「制裁解除とイラン国民の権利保護のための戦略的措置」法について懸念を示し、「もしイランが外交の維持を真剣に考えるなら、この決定を実施に移すべきではない」と表明しました。
ガーリーバーフ議長は8日火曜、ペッローネ(Giuseppe Perrone)駐イラン・イタリア大使との会談において、欧州3カ国の共同声明に言及し、「民主主義と法的責務を強調するこれらの国々は、称賛に値しない驚くべき行動を取った」と述べました。
また、イタリアはこの3カ国が欧州代表として発言することを許すべきではないと強調し、「制裁解除のための戦略的措置法は、核合意からの離脱などではなく、合意当事国は他の国々が責務を履行しなかった場合に自身の責務を縮小することができると定めた、この合意の36条および37条に基づいたものである」と続けました。
そして、他の核合意参加国が自国の責務を履行すれば、イラン政府も責務を遵守するとして、「米国が一方的に核合意から離脱し、さらに欧州が約束した責務を行わない状況にあって、どのようにして一方のみが合意内責務を遵守したままでいられるだろうか」としました。
ペッローネ大使も、「イタリアは、イランとの間で貿易高を増加させることを決めている」と述べました。
続けて、「米国の次期政権が職務を開始することで、以前に比べ諸国間協力にとっての好機が生まれるだろう」としました。
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