看護師の日
イラン最高指導者、「コロナ禍での看護師らの聖なる尽力が平常時以上に重要性を増す」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「看護師は、病人にとっての慈愛の天使である」とし、「コロナ禍という、平常時よりはるかに困難で緊迫化した時期において、親愛なる看護師諸君は重大な偉業を成就し、実に驚異的な現場や活動を人々に見せた」と語りました。
ハーメネイー師は20日日曜、シーア派初代イマーム・アリーの娘にあたる聖なる女性ゼイナブの生誕日にちなんだ、看護師の日に際しての、テレビでの中継演説において、全ての看護師らに対し祝辞を述べるとともに、コロナ禍の中で看護師だった家族を失った遺族らに対し、弔意を表明しています。
また、患者の精神的な安らぎや身体面の治癒回復における看護師の役割を指摘し、「患者の身体面の治癒回復に関して、看護師はその協力者であるとともに、医師に協力し助ける存在である。医師がどれほど腕が良く能力を有していても、看護師の存在なしには、身体面での治癒回復が困難に直面する可能性がある」と述べました。
さらに、「看護師は精神的な支えとして、その一挙一動や優しさあふれる一言、微笑み1つにより、患者を元気付け励ます存在であり、このこと自体、イスラムの崇高な価値観の1つとされている」と指摘しています。
そして、「コロナ期には、感染リスクの上昇により看護師らの労働条件がより厳しく、緊張を伴うものとなった」とし、「看護師の諸君によるこの期間中の聖なる尽力により、人々の目に看護師がより愛おしい、かつ名誉ある存在と映った」と語りました。
最後に、看護師の自己献身や骨折りに対し責任者らが行うべき義務や対処に触れ、「看護師の雇用は、必須かつ大変すばらしいことであり、看護師が安心して職務に当たれるべく、また看護師の家族らが看護師の労働状況に安心できるよう、真摯に追求されるべきである」と結んでいます。
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