イラン外務省報道官が米国務長官に警告、「世界はアメリカの横暴な行動による束縛から離反」
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イラン外務省のハティーブザーデ報道官
イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、同国に対するアメリカの最大限の圧力行使キャンペーンが失敗したことに触れ、ポンペオ米国務長官に対し、「世界はもはや、アメリカの横暴な行動による束縛から離反した」と語りました。
イルナー通信によりますと、ハティーブザーデ報道官は30日水曜夜、イランがアメリカやその同盟国にとっての脅威、また情勢不安の要因だとした、イラン国民に対する最大限圧力を取り上げたポンペオ長官のツイートに反応し、「4年間にわたる『最大限の失敗』の後、ポンペオ長官はやけくそになって今度は根拠のないプロパガンダ攻勢に転じ、そうして引き起こし煽動した大惨事を、さも大成功を収めたかのように吹聴している」と述べています。
また、「重大ニュースをお伝えする。世論はそれほど簡単にだまされるほど鈍感ではなく、世界はもはやアメリカの横暴な行動による束縛を受け入れない。一足先にさよならだ!」としました。
アメリカは、2018年5月8日に対イラン核合意から違法に離脱した後、イランに対する圧力行使を目的とした全面的なキャンペーンに乗り出しました。
トランプ米大統領は、核合意の離脱および、最大限圧力行使と銘打った政策の継続により、自らが称する「よりよい合意」の締結を目指しての締結に向けた交渉の席にイランを着かせる、と約束していました。
しかし、その4年間の大統領在任期間も大詰めを迎えている中、トランプ氏はこの目的を達成できないままとなっています。
イランは、抵抗戦線の主要メンバーの1つとして、地域でのアメリカ・シオニスト政権イスラエル・サウジアラビアの3つの枢軸の行動や陰謀への対処において、重要な役割を果たしています。
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