イラン原子力庁報道官、「我が国はウランの90%濃縮も容易に行える」
1月 09, 2021 15:30 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官が、「我が国は濃縮度20%以上のウラン製造能力があり、90%の濃縮でも容易に行える」と述べました。
キャマールヴァンディー報道官は7日木曜の談話において、「イランの核分野における発展度は、あらゆる濃度のウラン製造も容易に行えるレベルだ」と述べました。
そして、「イラン国会で可決された法案にもとづき、濃縮度20%以上のウランが必要となった場合には、当庁はその作業を行うことができる」としました。
イラン国会で先日、「制裁解除とイラン国民の利益保護のための戦略的措置」法案が可決された後、イラン原子力庁には、平和的利用に向けて濃縮度20%のウラン製造と、1年当たり最低120kgの国内備蓄が義務付けられました。
同庁はまた、平和的利用に向けて、濃縮度20%以上のウランを遅滞なく完全に供給する義務も負っています。
このため今月4日、テヘラン南部フォルドの濃縮施設では、濃縮度20%のウラン製造が再開されました。
このイランの措置には各国が様々な反応を示しており、英独仏もこれに懸念を示す声明を発表しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ