イラン国会議長、「重要なのは米の核合意復帰ではなく、諸制裁の解除」
1月 10, 2021 18:31 Asia/Tokyo
イラン国会のガーリーバーフ議長が、イランにとってアメリカの核合意復帰は重要でないと強調し、「我が国にとって問題となるのは、行動として示される、実感できるかたちでの諸制裁の解除だ」と述べました。
ガーリーバーフ議長は、9日土曜の公開会議において、イラン政府の敵に対する基本戦略は諸制裁の無効化であるとして、「イランにとって核合意は、神聖な合意などではなく、一定の条件の下に諸制裁が解除されることをイランが受け入れたものである」と述べました。
続けて、「この合意の条項に基づけば、イラン政府は核合意からの脱退の道を進むことなしに、他の合意参加の責務不履行に対して、それと等しい分だけ自身の責務を履行しない権利を有している」と指摘しました。
そして、「イラン政府が核合意の枠内で自身の責務を履行する時は、我が国の石油が売却でき、そこから得た外貨でイラン国民の需用を満たすことができた時だ」と説明しました。
また、西側諸国に向けて、「西側は、イラン国民の権利を公式に認めなければならない。イラン国民に圧力をかけた場合には、自分たちがそれにふさわしい代価を払う準備をしておくべきである」と述べました。
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