イラン外相、「核合意参加のヨーロッパ諸国は、この国際合意維持のために何もしていない」
ザリーフ・イラン外相が、「核合意のメンバーである欧州3カ国、すなわち英独仏の首脳陣は、この国際合意維持のために何もしていない」と語りました。
ザリーフ外相は17日日曜、ツイッター上でのフランス外相の発言および、英独仏の最近の表明に反応し、「ヨーロッパ3カ国の指導者らは、核合意の下での自国の義務を果たすためにOFAC米財務省外国資産管理室の署名を必要としており、核合意維持に向けて何一つ成し遂げていない」と述べています。
また、「ルドリアン・フランス外相に告げる。あなたはフランス内閣でのご自分の職務を、サウジの戦争犯罪者への武器売買によりスタートした。イランについての馬鹿げた話は、止めるのが得策だ」としました。
さらに、「西アジア地域を不安定にしているのは、あなた以外の誰でもない。自分を批判する者たちをバラバラに切り刻み、あなたが作った戦闘用武器使ってイエメンの子供たちを虐殺している犯罪者をかばうのは止めていただきたい」と強調しています。
ル・ドリアン外相は、過剰な要求を押し付ける干渉的な声明の中で、「核合意の復活だけでは十分でない」とし、イランのミサイル・地域活動についての協議を求めました。
そして核分野でのイランの最近の措置に触れ、「イランは自国の核能力を強化している」と語っています。
ドイツ、英国、フランスも今月16日夜に声明を発表し、イランがテヘランの研究用原子炉の燃料として金属ウランを生産する準備ができていると発表したことへの懸念を表明し、イランに核合意内の責務に戻るよう促しました。
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