イラン外相、「バイデン米新大統領の取るべき第一歩は、前大統領の危険な遺産を贖う努力」
1月 23, 2021 17:17 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外相が、「アメリカのバイデン新大統領の取るべき第一歩は、トランプ前大統領の危険な遺産を贖うための努力でなければならない」としました。
ザリーフ外相は22日金曜、ツイッターにおいて、米新政権が重要な分かれ道に立っているとして、「バイデン政権は、前人の失敗した政策を採り、国際的協力や国際法を侮る道を進むことができるし、また、失敗した理論を捨てて平和と平穏を求めることもできる」と指摘しました。
同外相はまた、アメリカの国際政治経済誌「Foreign Affairs」に掲載された記事でも、「西側はイランに新たな要求をすべきではない」と強調しました。
核合意は、2015年に安保理常任理事の5か国にドイツを加えた5+1カ国グループとイランの間で締結され、翌年1月に発効しました。
しかしトランプ米前大統領は2018年5月8日、核合意に定められた責務に一方的に違反してこの国際合意から離脱し、核関連の諸制裁の再発動を宣言しました。
バイデン新大統領は、これまでに核合意に関して明確な発表を行っていません。
イランは、アメリカが核合意に復帰するための新たな内容や制限・条件の実施は受け入れないことを表明しています。
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