イランが、量子活動の分野に参入
1月 26, 2021 19:22 Asia/Tokyo
イラン原子力庁長官は、イランが量子活動の分野に参入したことを発表しました。
ファールス通信によりますと、サーレヒー・イラン原子力庁長官は25日月曜夜、テヘラン市内にあるミーラードタワーとイラン原子力庁との間の第3回目となる量子情報伝達実験の発表式典で、イランが量子活動の分野で活動を開始したと述べ、「この技術は、通信、防衛、銀行、医療、コンピューター、映像、人工知能、センサー、原子時計、レーダー、生物学、生態学といったさまざまな分野での活用が可能である」としました。
そして、「大まかにいえば、暗号化された情報の伝達が必要なあらゆる場所では、量子技術が使用される」と述べました。
また、量子活動の利用について、「量子活動を活用するための鍵は、光子と呼ばれる光粒子の絡み合いについて議論することにある」と述べました。
さらに、量子活動の議論はイランでは2016年に始まったと述べ、「2018年、2年間のたゆまぬ努力の末、最初の絡み合った光子が国立レーザー科学技術センターで誕生した」と述べました。
サーレヒー長官は続けて、この技術を利用している国について、「西アジア諸国ではまだこの実験が行われていない。世界では、オーストリア、米国、中国、ロシア、インド、英国、カナダのみがこれに成功しており、量子技術の分野に多額の投資が行なわれている」と語りました。
そして、「我が国は、イスラム諸国における量子技術の分野のリーダーである」と強調しました。
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