イラン国家安保評議会、「アフガンでの米の戦略は戦争と流血の続行」
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シャムハーニー書記
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「アフガニスタンでのアメリカの戦略は、戦争と流血の継続である」と語りました。
IRIB通信によりますと、シャムハーニー書記は27日水曜、前日にテヘラン入りしたアフガン反体制組織タリバンの政治代表団長のアブドルガニ・バラダル氏と会談し、地域でのアメリカの好戦的な行動や悪事に触れ、「アメリカはアフガニスタンでの和平と安全を求めていない。米国の戦略は、アフガニスタンの異なるグループ間の戦争と流血を継続させることにある」と述べています。
また、「米国は、アフガンの様々な政党間の協議を暗礁に乗り上げさせるための、表面的な和平交渉を追求し、彼ら自身に情勢不安や治安の悪化の濡れ衣を着せようとしている」としました。
さらに、「イランは戦争をもってアフガンの国家主権を掌握しようとする勢力を、決して正式に承認しない」とし、完全な和平プロセスにおけるアフガン国運決定にすべての民族や組織が参加すべきことを強調しました。
一方、バラダル氏もアフガニスタンの和平プロセスに関して報告し、和平協定の実施におけるトランプ前米大統領の約束不履行を指摘するとともに、「私たちはアメリカを信頼せず、同国の傭兵であるあらゆる流れと戦う」との考えを示しています。
そして、イランとアフガニスタンの国境の安全維持を強調し、アフガニスタンの将来においては、すべての部族が参加し、役割を果たすべきであることを強調しました。
タリバンの政治代表団は26日火曜、テヘラン入りし、イラン外務省関係者の歓迎を受けています。
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