イラン外相、「日本は米の違法な対イラン決定を実行すべきでない」
(last modified Mon, 15 Feb 2021 18:15:30 GMT )
2月 16, 2021 03:15 Asia/Tokyo
  • ザリーフ・イラン外相
    ザリーフ・イラン外相

ザリーフ・イラン外相が日本に対し、反イラン的な米の決定を実行しないよう求めました。

ザリーフ外相は14日日曜、共同通信とのインタビューで、一方的かつ違法なアメリカの制裁により日本で留め置かれた、イランの資産の凍結解除を求める一方、「日本とヨーロッパが対イラン経済制裁を解除すべく、バイデン米大統領を説得するよう希望する」と述べています。

また、日本を「旧来からのイランの友好国」とし、トランプ前米政権が一方的な核合意離脱後にイランに再発動した制裁に触れ、「アメリカが国際法に違反していることから、日本が果たすことができる最善の役割は、アメリカ側に対し同国の違法な決定を実行しないことを示して見せることだ」としました。

さらに、アメリカの制裁により日本の銀行で凍結されたイランの資産の凍結解除を要求するとともに、「これらのイランの凍結資産は、新型コロナウイルスと戦うための医薬品やワクチン、食品の購入に使用できる」と語っています。

ザリーフ外相によりますと、日本と韓国で指し止めされているイランの凍結資産は、合計で100億ドル近くにのぼり、このうち日本で凍結されている金額は約30億ドル弱と見積もられています。

 

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