イラン国会 政府の違反を確認、司法への報告書提出に賛成票
2月 22, 2021 20:32 Asia/Tokyo
イラン国会議員らが、「制裁解除とイラン国民の利益保護のための戦略的措置」法案の実施において政府が違反しており、その報告を司法府に出すべきだとする案に賛成票を投じました。
イルナー通信によりますと、イラン国会は22日月曜、採決に参加した議員の総数221人のうち、賛成221票、反対6票、棄権7票で、IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長とサーレヒー・イラン原子力機関の合意を違法だとし、この違反の報告を司法府に送ることに同意しました。
グロッシ事務局長は21日日曜、テヘランにおいてイランのサーレヒー原子力庁長官、さらにザリーフ外相と会談し、核合意内責務の縮小という枠内で行われるイラン核活動の最新動向について話し合いました。
IAEAのホームページで発表されたイランと同機関の共同声明では、イランがNPT核拡散防止条約を受けた包括的保障措置協定に制限を設けない完全実施を、これまでと同様に継続することで合意したとしています。
また、IAEAが必要な検証・査察活動を3ヶ月継続する根拠となる、二者間の暫定的な技術了解も得られたとしています。
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