米ホワイトハウス、「核合意内責務への相互復帰の用意あり」
(last modified Mon, 01 Mar 2021 09:08:50 GMT )
3月 01, 2021 18:08 Asia/Tokyo
  • 米ホワイトハウス
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アメリカ政府が依然として、一方的かつ違法な対イラン制裁の続行に固執する一方で、ホワイトハウス関係者の1人が、核合意内の責務への相互復帰に向けた外交という枠組みでの再協力の用意がある、と主張しました。

ファールス通信によりますと、ホワイトハウス関係者の1人は28日日曜夜、「我々は、アメリカも参加しての核合意関連協議開催に関するイランの反応には失望しているが、核合意内の責務への相互の復帰に再び協力する用意がある」と述べています。

また、「5 +1の枠組みでパートナー国との最善の方法について話し合うだろう」としました。

アメリカの新聞ウォールストリートジャーナルは同日、上級外交官の話として、「イランは、米国との直接核交渉を行うというEUの提案を拒否し、まず会議後に米国が制裁の一部を解除するという保証を望んでいる、と表明している」と報じています。

イラン外務省のハティーブザーデ報道官も同日夜、アメリカも出席する会合への参加にイランが反対しているとしたニュースの発表を受け、「米国とヨーロッパ3か国の最近の立場と行動に注目すると、イランは核合意協議のヨーロッパ調整官によって提案された非公式会合の開催は今の

時点で適切でないと考える」と表明しました。

IAEA国際原子力機関がこれまでに何度も、イランによる全ての責務履行を認めているにもかかわらず、アメリカ政府は2018年5月8日に一方的に核合意から離脱しました。

英独仏の欧州3カ国は、口頭では米国の核合意離脱に反対したにもかかわらず、アメリカのこの行動の影響を補うという自らの約束を果たしていません。

イランは、欧州諸国の責務不履行への対抗措置として、核合意内の条項に従い、この合意内の義務履行を5段階にわたり縮小し、最近では追加議定書の自主的実施を停止しました。

 

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