イランとサウジアラビアの仲介役を買って出たパキスタン
https://parstoday.ir/ja/news/iran-i73-イランとサウジアラビアの仲介役を買って出たパキスタン
キャラミー解説員 パキスタンのシャリフ首相が19日火曜、同国の政治・軍事高等使節団を率いてテヘラン入りしています。また、今回のイラン訪問には、パキスタン陸軍のラヒール・シャリフ陸軍参謀長と、ファテミ国家安全保障担当首相特別補佐官、そしてアジズ外交担当首相顧問が随行しています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
1月 19, 2016 17:52 Asia/Tokyo
  • イランとサウジアラビアの仲介役を買って出たパキスタン

キャラミー解説員 パキスタンのシャリフ首相が19日火曜、同国の政治・軍事高等使節団を率いてテヘラン入りしています。また、今回のイラン訪問には、パキスタン陸軍のラヒール・シャリフ陸軍参謀長と、ファテミ国家安全保障担当首相特別補佐官、そしてアジズ外交担当首相顧問が随行しています。

パキスタンの高等使節団のイラン訪問は、イランとサウジアラビアの緊張緩和と、この2つの国の仲介を目的に行われています。シャリフ首相は、今回のイラン訪問の前にサウジアラビア・リヤドを訪問し、同国の政府関係者と会談しました。パキスタンはサウジアラビア、そしてイランの両国と良好な協力関係を有しており、この両国間の緊張緩和により、地域における平穏を継続させるとともに、この両国における自らの利益を確保しようとしています。

イラン外務省のラヒームプール・アジア太平洋担当次官は、シャリフ首相のイラン訪問を重要なものであるとし、「シャリフ首相は、イランと6カ国の核合意の実施後初めてイランを訪問した、外国の首脳である」と語りました。問題の解決法としての賢明な外交へのこだわり、相互尊重、双方が勝者となる建設的な対話が、包括的共同行動計画という結論をもたらしており、このアプローチは地域諸国、特に近隣諸国とイランとの関係において、より明らかな形で応用されています。近隣諸国への特別な視線、善隣外交の原則の遵守が、イランと近隣諸国の協力の基盤となっています。イランは常に特に近隣諸国との関係調整においての原則として外交、相互理解と協力を強調しており、賢明な外交こそが地域の安定と安全のプロセスを保証すると考えており、決して地域における緊張の発生を求めていません。

包括的共同行動計画の実施は、緊張を生み出すあらゆる方法に対する外交の有効性を証明することに加えて、イランが平和主義国家であり、特に近隣諸国をはじめとする世界のいずれの国とも対立する意向がないことを示しました。

パキスタンとサウジアラビアは、いずれもイランの近隣国であり、イスラム世界において特に重要な存在です。パキスタンとイランは、互いに深い戦略を有しており、特に経済・安全保障をはじめとする様々な分野で、発展に向けた歩みを進めています。イランとパキスタンの協力関係は、両国の利益を補完するものであり、最終的にはこの両国の国民、そしてイスラム共同体の利益でもあります。各国とその国民の利益の実現は、地域における平穏と安定のプロセスにかかっているのです。

イランは、地域での緊張緩和に向けたあらゆる努力を歓迎しており、その具体例は包括的共同行動計画とそれが結果に至ったことです。さらに、ペルシャ湾地域におけるサウジアラビアの緊張を生み出す政策や、このような政策に他国を同調させるための努力に対して、イランが慎重に行動していることは、イランの賢明な外交政策の典型的な例を示しています。この枠組みにおいて、イラン政府は、同国とサウジアラビアの間の緊張緩和を目指すパキスタン首相、そして中国などの国の仲介や努力を肯定的に捉えています。パキスタンのシャリフ首相に続き、中国の習近平国家主席もこの目的のためにイランとサウジアラビアを訪問し、この両国の政府関係者と協議を行うことになっています。