イランの人々が、ワールドカップのグループ予選開催地をバーレーンとしたAFCの決定に抗議
AFCアジアサッカー連盟が2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選Cグループの試合開催地をバーレーンに決定したことで、イランの人々から不満や抗議の声が起こり、各メディアで幅広い反響を呼びました。
イスナー通信によりますと、AFCは12日金曜、2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選について発表し、A~Hの8つのグループの試合がそれぞれ、中国、クウェート、バーレーン、サウジアラビア、カタール、日本、UAEアラブ首長国連邦、韓国で同期間に集中的に開催されるとしました。
イランの代表チームはこの決定により、残る予選後半の試合をバーレーンで行わなければならなくなります。
イランが予選のためにバーレーンに出向く必要がある場合、ホームの試合はアーザーディースタジアムで行われた対カンボジア戦のみとなり、残りは全てアウェーとなります。
この発表の後、ポルトガル・FCポルト所属のFWメフディー・ターレミー選手と、クロアチア出身のドラガン・スコチッチ・イラン代表チーム監督は、AFCの決定に対し不満を表明しました。ターレミー選手は、気温の高さとアウェーの不利な状況を理由に挙げ、スコチッチ監督も、バーレーンでの開催は前々から計画されており今回の選出は形式的なものだったと指摘しました。
このAFCの決定に対するイランの人々の不満は、フランスの新聞ル・モンドやフランス通信で取り上げられたほか、日本の英字紙ジャパンタイムズも、今回の決定がどれだけ彼らの怒りと不満を煽ったかを詳細に伝えました。
ジャパンタイムズはこれについて、「我々は、AFCの決定が大きな抗議を呼び起こした様を再び目にしている。イランサッカー協会だけでなく同国のサッカー界全体が、この件を憂慮している」と報じています。
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